朝起きたときに疲れが取れていない、日中も眠気や疲労を感じるなどの症状がある人は要注意です

疲労の科学

最近疲れが取れないと感じることはありませんか?朝起きたときに疲れが取れていない、日中も眠気や疲労を感じるなどの症状がある人は要注意です。
一言に疲労といっても疲労には末梢性疲労と中枢性疲労の2つの種類があります。

末梢性疲労

身体の疲労のことで、休息や睡眠で回復する疲労で、筋力トレーニング後の筋肉痛や全身の疲労のことです。末梢性疲労にはマッサージやストレッチをおこない、筋肉の血行を改善することで、回復を早めることができます。末梢性疲労が生じている人では、肩こりや首の痛みを感じることも多くなります。

これは、首や肩の筋肉の血行が悪くなることで、疲労物質が蓄積してしまうことが原因です。訪問マッサージを利用することで、自宅にいながらマッサージを受けることができるので、コロナ過で外出を控えている人にもおすすめです。

中枢性疲労

中枢性疲労は脳や神経の疲労のことで基本的には睡眠で回復する疲労です。しかし、身体の状態によっては回復しないこともあります。特に夜中に身が覚めるたり、倦怠感が続くなど睡眠が浅い人では脳の疲労が回復しにくいです。

中枢性疲労がたまっているひとでは、イライラしやすい、不安になりやすいといった精神的に不安定になりやすいです。中枢性疲労は交感神経が過剰に働きすぎて、神経細胞内に活性酸素が大量に発生し、ダメージを与えてしまう事が原因とする説や交感神経、副交感神経ともに機能が低下している時に疲労を感じるとする説があります。

どちらにしても副交感神経の機能を高めることが重要となります。副交感神経を優位にするには鍼灸などの東洋医学による治療や眠る前にストレッチをすることが効果的です。

自律神経の乱れチェックポイント

 自律神経が乱れていないかのチェックポイントは以下の通りです。
・朝起きるのがつらい、目覚めが悪い
・寝つきが悪い、寝ても疲れが取れない
・慢性的に疲労感やだるさを感じる
・首凝り・肩こりがある
・頭痛やめまいが起きやすい
・胃腸の不調がある(下痢、便秘、胃もたれ)がある
・パソコンやスマートフォンを長時間使用することが多い
・習慣的に運動をしていない

以上の項目が5つ以上当てはまる人は自律神経が乱れているかもしれません。自律神経の乱れは疲労の回復に支障をきたします。また、自律神経の乱れは慢性的な疲労の原因になるだけでなく、うつなどの精神疾患や生活習慣病などを引き起こす原因にもなり注意が必要です。自律神経を整えるには習慣的な有酸素運動や鍼灸の経絡治療が効果的です。

現代人の疲労

1999年の厚生労働省の疫学調査では、「疲れている」と答えた人が約6割もおり、その期間に関しては、「半年以上慢性的な疲れを感じている」と答えた人は約4割にも上ります。「疲労」に関する調査は、70年代、80年代にも総理府が実施した、健康調査の中で行われており、そこでも6割の人が「疲れている」と答えています。

しかし、大きな違いとして、70年代、80年代には「一晩寝たら治る」と大半の人が答えており、1999年の調査では4割が「半年以上疲れが持続する」と答えており、「疲労」の質が変わってきています。慢性疲労による医療費を除いた、経済損失として、病的な慢性疲労症候群の損失は年間4000億円、何とか働いている慢性的な疲労の人の損失は約8000億円もあり、合計では1,2兆円もの経済損失が生じており、「疲労」は不況を長引かせる一因になっているかもしれません。

ちなみに現在では「疲労」の度合いを科学的に測定できるようになっており、例えば、唾液による検査では、常在ウイルスである、ヒトヘルペスウイルスを調べることで疲労を数値で図ることができます。「疲労」が生じている時は、その数値が約10倍程度となることが分かっています。

また、慢性的な疲労が生じている時は、その数値が休んでも変わらない状態となります。現在、唾液による疲労度診断は、自費診療となりますが、病院でも実施しているところもありますので、ご興味ある方は、お近くの病院を調べてみて下さい。慢性疲労は現代人の社会問題といっても過言ではありません。

一番恐ろしいことは自分では疲労を感じていなくても実際には疲労が蓄積しており、様々な症状が生じてから疲労に気づくことが多いことです。特に中枢性疲労は意識しないと気づかないことも多いため、定期的に疲労の状態や自律神経の乱れをチェックし、疲労を蓄積させないようにリフレッシュすることが重要です。

疲労回復には自律神経の乱れを整えることや自律神経が整うことによる、質の高い睡眠が効果的です。
習慣的な有酸素運動が難しい人はマッサージや鍼灸を利用して副交感神経を優位にすることで自律神経の乱れを整え、質の高い睡眠を獲得することができます。

コロナ過の現在では訪問マッサージや訪問鍼灸を利用することで、感染リスクを軽減させながらサービスを受けることができます。是非ご利用を検討してみてください。